最近よく耳にする「ポイ活」。正確には「ポイント活動」で、ポイントを効率よく集めて使うことです。直近ではマイナンバーカードを作ることで、国が「マイナポイント」を一人当たり2万円上限で支給しました。「ポイ活」はお店のポイントカードを作ってポイントを貯める他に、最近は、「ポイ活アプリ」をスマホに入れてポイントを貯め利用することもできます。
ポイントを貯める方法として、電子マネーやクレジットカードを利用する人も多いと思われますが、電子マネーの多くは前払い(プリペイド)、クレジットカードは後払い(ポストペイ)で利用額を一度借金して後から口座決済するという、仕組み上大きな違いがあります。
<クレジットカードで「ポイ活」するときの注意>
・「ポイ活」のためのクレジットカードの作りすぎに注意
クレジットカードを作るだけでポイントがもらえるケースもあり、ポイント欲しさに多くのクレジットカードを作るのは避けるべきです。後払い決済ですから、複数のカードを多用すると、お金の管理がむずかしくなります。また、多数のクレジットカードを作成したり、短期間で解約を繰り返した人が、個人信用情報により金融機関系の審査に通らなかったというケースもあるようです。
・電子マネーでも後払いにするとクレジットカード扱いになる
電子マネーの中には後払いできるものもあり、「後払いするとポイントが倍になる」というお知らせが来ることがあります。これはクレジットカード払いと同じになるので、ポイント目的で後払いする場合、クレジットカードの利用と同じと考えて利用しましょう。
・「リボ払いにするとポイントが増える」に注意
「リボ払いにするとポイントが増えるとか〇〇万ポイント進呈」とか、お得にみえる情報が入ってくることがあります。「リボ払い」は分割払いの一つ、毎月同じ金額を返していくので楽と思うかもしれませんが、手数料金利がとても高いのです。リボ払いの金利は年15~18%が一般的で、これは消費者ローンの金利と同レベルです。例えばリボ払い金利18%で20万円の買い物をしたとします。毎月5,000円ずつ返済したとすると返済が終わるまで62か月かかり、利息総額が107,725円、返済総金額は307,725円にもなってしまいます。
また、クレジットカードで2回までの分割払いでは手数料はかかりませんが、3回以上の分割払いにすると、年10%以上の手数料がかかりますので注意が必要です。
毎月の電気・ガス・水道などの固定費や、毎月ある程度金額が決まっている日常支払いは、「ポイ活」に適したクレジットカード利用といえます。使うカードはある程度絞り込み、しっかりお金の管理をしながら、上手にカードを活用してポイントを貯めましょう。
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